２００５、２００６年わにの劇場鑑賞映画評
５点満点です
M:I:Ⅲ
ダ・ヴィンチ・コード
Mr.＆Mrs.スミス
シン・シティ
スター・ウォーズ エピソード３ シスの復讐
ダニー・ザ・ドッグ
宇宙戦争
エイリアンＶＳ．プレデター
 M：I：Ⅲ |
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２００６年アメリカ 監督：J.J.エイブラムス 出演：トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン ミシェル・ミナハン ストーリー スパイを引退し教官となったイーサン・ハント（トム・クルーズ）とジュリア（ミシェル・ミナハン）の婚約パーティの日に、教え子であるリンジーが捕らわれたので救出してほしいと突然の依頼が来た。リンジーを救い出したものの殺されてしまうという不測の出来事から事態は”ラビット・フット”という謎の暗号とともに思わぬ方向に進んでいく。イーサンに課せられた時間は４８時間。フィアンセも巻き込みインポシブルなミッションはローマ、上海と急展開を見せる |
| またしてもお台場クルーズ、新幹線乗っ取りとド派手なジャパン・プレミアで沸かせたトム・クルーズの人気シリーズ３作目。監督がなかなか決まらず、配役の交代などいろいろ問題はあったものの、ケイティとの婚約、子供の誕生と幸せいっぱいのトムのアクションが楽しめます、というか、アクションだけ作品でした。事件の火種となった”ラビット・フット”とはなんぞや？なんていうことはどうでもよく、戦闘機も出動してあんな大事になっているのに街は普段通り、なんていうこともどうでもよく、ひたすら俺は主役だ、のトムが叫び、撃ち、走りまわります。バチカンへの侵入や変装マスクを作り方など、本来のスパイ映画としての楽しみもあるものの、ヘリを落としビルを飛び降り身体を張ってひたすらアクションに徹してます。アクション好き、ゲーム好きの方には文句なしに楽しめる作品ですのでぜひ。でもスパイは幸せになっちゃいかんな。事件解決、ハッピーエンドはいいけど幸せなスパイは魅力ないもん。 監督のJ.J.エイブラムスはテレビシリーズ「エイリアス」「LOST」で有名に。エイリアスはわにも大好きなシリーズ（シーズン２までかな）ですが、似たような配役やシーンが出てきて思わずほくそ笑んでしまいました。トムはエイリアスを見てエイブラムスにぜひ監督をと依頼したそうです。トムも肋骨を６本折りながらも自らスタントをこなす力の入れよう。賞から遠のいているトムの無茶とも言えるいじけを感じるのはわにだけでしょうか？（２００６．７．１２） |
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２００６年アメリカ 監督：ロン・ハワード 出演：トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノ ストーリー ルーヴル美術館の館長がある夜殺される。館長は死の間際に自らの身体を使い暗号の遺書を残した。館長に会う約束をしていたハーバード大学の教授ラングドン（トム・ハンクス）はフランス司法警察に犯人と思われ、司法警察に所属する館長の孫娘ソフィー（オドレイ・トトゥ）と共に逃亡しながら、歴史を根底から覆すことになる謎の解明に挑む |
| ２００３年に発表され世界で４０００万部を売り上げるまさに世界規模のベストセラーの映画化。もちろん日本でも話題となり、映画は各国で上映中止、ローマ・カトリック教会は嘘を広めたと抗議するなど、何かといわく付きの作品です。映画としてはどうだかなぁと期待はしていなかったけど、予想に反して楽しめました。確かに謎解きと驚きの結末までのストーリー展開は、２時間半の映画では丁寧に描き切れない難はあります。登場人物の描き方が甘く、魅力なし。特にジャン・レノ扮する警部の役割がよく分からないし、ジャン・レノが扮する意味がない。まあ忙しくて原作本は読んでられな～いと言う人にはお勧め。宗教を知らなくても楽しめるし、歴史の解釈は事実とは限らないという問題提議をしています。しょせん歴史を作ったのは人間なんだけどね。 あの「アメリ」のオドレイ・トトゥがすっかり大人の女性になっていて、思いっきりフランスなまりの英語があの初々しいアメリを思い出させます。（２００６．７．６） |
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 Mr.＆Mrs.スミス |
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２００５年アメリカ 監督：ダグ・リーマン 出演：ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー ストーリー 南米コロンビアのボゴタで警官の尋問を逃れるために、偶然居合わせた二人は連れだと偽って難を逃れる。お互いに惹かれ合った二人はプロの殺し屋であることを隠したまま帰国後に結婚し、６年の歳月が流れていた。しかし平穏な生活もお互いの正体がばれてしまい、４８時間以内に相手を始末しなければならないことに… |
| ストーリーもオチも分かっているけど楽しめた。ゴージャスな二人を見るだけでも価値アリ。二人の正体がばれてからの攻防戦が見所になるが、記者会見でもアンジェリーナが気に入ったと言っていたキッチンでの銃撃戦は迫力満点。キル・ビルでも舞台になったようにキッチンは凶器だらけで、銃あり、ナイフあり、破壊しまくってます。アクションコメディとしていろいろ考えずに楽しめる娯楽作品。 日本公開に先駆けて来日した二人。この映画をきっかけに交際が話題になっているが、プライベートジェットで一緒に来日し、アンジェリーナの二人の養子も連れて現れた姿はどう見ても家族。ブラッド・ピットはインタビューで、殺し屋よりも結婚生活は難しいと言ってたが、実感こもってます。しかし記者会見のブラピの格好、どうにかならんものか （２００５．１２．８） |
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 シン・シティ |
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２００５年アメリカ 監督：フランク・ミラー、ロバート・ロドリゲス、 クエンティン・タランティーノ 出演：ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク ストーリー 犯罪が渦巻く罪の街シン・シティ。そんな暗黒の街に３人の男達が、それぞれの愛する女のために自らの命をかけて立ち上がる |
| 監督でもある原作者フランク・ミラーに共同監督のクレジットを取らせるために、ロドリゲス監督はDGA（全米監督協会）を脱会したほどの入れ込みようで（協会は複数の監督名を禁じている）、タランティーノも巻き込んでのアメコミの忠実な再現。ルックスもセリフもカット割も原作を徹底的に模倣した力の入れよう。出演したがった俳優も多く、キャストもそうそうたるメンバーである、が、アメコミはあくまであちらのコミックであって、日本のハードボイルドとはまったく異質な世界はあくまで傍観者としてしか見れなかった。グラマラスな娼婦が支配する街、警察は汚職にまみれ、犯罪は横行するが、愛を信じる男達が自らを犠牲にしても女を守るというよくある構図。モノクロームの世界に象徴的に着色された赤や黄色。斬新な試みといわれる割には、目新しさは感じられなかった。語りが多く、退屈してしまう。それぞれのキャラクターははまっている。特に一言もしゃべらない冷血人食殺人鬼を演じたイライジャ・ウッド、良かったです。もともと人間離れしているホビット族の彼なんで、恐ろしさがよく出てました。日本刀の殺人マシーン、ミホもタランティーノ趣味がよく現れて笑っちゃいました。続編の製作が決まっているが…もういいわ。（２００５．１０．２０） |
| わにの評価：２．０点 ページトップへ |
| スター・ウォーズ エピソード３ シスの復讐 |
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２００５年アメリカ 監督・脚本・制作総指揮：ジョージ・ルーカス 出演：ユアン・マクレガー、ヘイデン・クリステンセン、 ナタリー・ポートマン ストーリー 共和国と帝国軍の戦争が続く中、アナキンはオビ＝ワンとパルパティーン最高議長の救出に向かい、アナキンの活躍により無事救出に成功する。アナキンはパドメの懐妊を知り、喜ぶ一方でパドメが死ぬという悪夢を見るようになり悩まされる。ジェダイに自分の能力が認められない苛立ちと、悪夢に悩むアナキンは次第にフォースの暗黒面に惹かれるようになっていた。 |
| 第１作公開から２８年経ち、ようやく終結するＳＦ大作。公開順にストーリーが進むわけではないのでもちろんラストは承知済みだからか、眠かったです。冒頭の戦闘シーンはさすが迫力もの。戦闘機や都市などＶＦＸ処理のすばらしさは認めますが、そこまでできるならすでに役者はいらないのかも。アナキンがダークサイドに落ちてしまった理由にもっと説得力がほしかったです。Ｒ２－Ｄ２の活躍がたっぷり見れるのはうれしけど、人物に魅力は感じられず。はるか彼方の銀河でも善も悪も愛の力ということでしょうか。なぜか涙がこぼれた自分に驚いた最終作、拍手で送りたいです。（２００５．７．３０） |
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| ダニー・ザ・ドッグ |
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２００４年アメリカ＝フランス 監督：ルイ・レテリエ 出演：ジェット・リー、モーガン・フリーマン ボブ・ホスキンス ストーリー 高利貸しのバート（ボブ・ホプキンス）の取立ての道具として育てられたダニー（ジェット・リー）。首輪を外すと戦うだけの闘犬として感情を持つこともなかった。そんな彼は骨董品倉庫で盲目のピアノ調律師サム（モーガン・フリーマン）と出会い、ピアノに惹かれる自分に気づいた。バートが襲撃され自由になった時、サムの元で生活するようになり、養女のヴィクトリアとも心を通わせ人間性を取り戻していくダニーだったが、再び闘犬としての生活が強いられることになってしまう。しかしダニーにはすでに守るべき家族ができていた。 |
| 展開が強引で無理な設定が目についてしまうものの、アクション演出ユエン・ウーピンとジェット・リーのアクションはさすが。首輪をしていると無気力なダニーと、外すと戦う闘犬になるというダニーの変化を一生懸命演じていて、単なるアクションスターだけではないと言う心意気がうかがえるものの、ダニー役としては年を取りすぎ（４２才）は否めない。先が分かっているストーリーだけに、人間性を取り戻していくという過程をもう少し丁寧に描いてほしかった。フランスの匂いが漂う映像と音楽は私の好きな映画「トランスポーター」の監督らしくてよかったです。外すときに”カシャ”と音のするあの金属製の首輪がほしい！！ （２００５．７．１９） |
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２００５年アメリカ 監督：スティーブン・スピルバーグ 出演：トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、 ティム・ロビンス、ジャスティン・チャットウィン ストーリー 港の積み荷下ろしの仕事をしているレイ（トム・クルーズ）は仕事を終え家に帰ると出産のために実家に戻る妻が待っていた。留守の間二人の子供の面倒を見なけれならず気が重かった。普段からうまくいっていない子供二人に手こずっていたが、突然激しい稲妻を伴った磁気嵐が襲い、その直後に地下から巨大なマシーンが現れ次々と人間を襲い始めた。大混乱のなかレイは子供を連れて妻のいるボストンへの逃避行を始めたが、そこには想像もつかない恐怖が待ち受けていた。 |
| スピルバーグ監督とトム・クルーズの最強タッグ…じゃなかったのか！？プレミア試写では内容を口外しない誓約書まで書かせたという徹底ぶりだったが、それがこれじゃあと言うのが正直な感想です。確かにトライポッドと呼ばれる破壊マシーンや容赦しない破壊ぶりには圧倒されますが、あまりにも”トムは主役です”という押しつけと、またもやダコタ・ファニングに食われた感がありました。世界が破滅に向かっている様子を一都市だけでなく客観的に広く描いてほしかったです。ある意味でＨ・Ｇ・ウェルズの原作に忠実だとは言え、現在では観客はそれだけでは納得しないです。期待しすぎたのかもしれませんが、「未知との遭遇」のドキドキ感も得られず、すごーくお金をかけたＢ級映画になってしまったのが残念です。でも暴走する列車のシーンはとっても怖かったのと、一人で見たのではないので、それが○かな。（２００５．７．７） |
| わにの評価：３．０ ページトップへ |
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２００４年アメリカ 監督・脚本：ポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン 出演：サナ・レイサン、ラウル・ボヴァ、 ランス・ヘンリクセン ストーリー 地球軌道上の衛星が突然南極地中に謎の熱源をとらえた。実業家のウェイランド（ランス・ヘンリクセン）は他国に先んじてガイド役に専門家のレックス（サナ・レイサン）をスカウトし調査チームを編成し、地中深くに存在する巨大ピラミッドを発見する。調査を始めたところ、ピラミッドの部屋が動き出し、内部に記された古代文字から、ピラミッドが古来からトカゲ型エイリアンとそれを狩るプレデターとの戦いの場であることを知る。はたして戦いの勝者は、人類の運命は？ |
| ご存じＳＦホラーの代表であるエイリアンとプレデターの夢の競演が実現した映画です。「狼たちの午後」からファン（古い）であるエイリアンシリーズのビショップ役ランス・ヘンリクセンも出演とあって、とっても楽しみでした。まあ、強引な設定と”ありえねー”なストーリーで、ちょっと戸惑いますが、できるだけＣＧは使わなかったという監督の言うとおり、リアルな動きを堪能できるのはファンなら垂涎ものでしょう。エイリアンの武器である頭としっぽの使い道は驚きます。監督自らがこのシリーズを愛しているのが伝わってきて、ちゃんと次回にも続くようになってますので、これからも期待します。でもうるさいガキとオヤジ（失礼）ばかりの劇場内は閉口しました。 |
| わにの評価：３．０点 ページトップへ |
