近くて遠い国と言われていたのは昔の話。今ではすっかり親しみ易いお隣さんです。
２００４年１０月２２〜２４日の２泊３日、２回目の短いソウル旅行ですが、楽しんできました。
| 出発は成田９時１５分、わずか２時間半で韓国仁川（イチョン）国際空港に到着。すでにキムチの匂いが。免税店に寄らないプランなので、まっすぐホテルに寄ってチェックインしてから、ソウルの街へ。 |
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ソウルのファッション発信地である明洞（ミョンドン）。 ブティックや化粧品の店だけでなく、飲食店も所狭しと 並んでいます。ハングルの看板に目がくらくら。通りには 屋台がいっぱい。バッグ、シャツに食べ物が多いですが 値段が書いてある所は少なく、日本人はおおむねぼられ ます。まあ、しれた額なので、あまりムキにならずにいた 方がいいようです。ヨン様グッズの屋台も多く、日本人の おばさま方が群れていました。 参鶏湯（サムゲタン）という鶏を丸ごと１羽使った料理を 夕食に食べました。鶏の腹にお米と朝鮮人参、ナツメ、 栗などを詰め込んで煮込んだ料理で、東京では２０００円 もするものがここでは７００円くらい。烏骨鶏を使ったもの はもう少し高くなります。辛くなくてとってもおいしいです。 その後に予約してある「明洞マッド汗蒸幕（ハンジュマ ク）」へ。汗蒸幕のサウナは高温の為に麻布を被って入り ます。その後にお風呂、アカスリ、泥パック、オイルマッサ ージと、フルコースエステを手頃な値段で楽しめます。 |
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| 韓国には日本のような温泉はほとんどありません。地震もないそうです。そこでアカスリをはじめとしたエステが盛んになりました。特に若い人達の美容に対する関心はすごいです。整形や美白のお店が多く、明洞にも化粧品のお店が沢山あります。３年前と変わったのは、化粧品でも自然志向が強くなったこと。フルーツやハーブを使った専門のコスメストアを何件も見かけました。特に今の流行なのかストロベリーを使ったパックやシャンプーが多かったです。ストロベリーヨーグルトパックなんて、そのまま食べられそうな見た目と匂い。どこの店でも購入すると必ずおまけのサンプルを沢山くれます。 |
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さっぱりしたあとはソウルの２大市場の一つ、東大門 （トンデムン）市場へ。いくつものファッションビルと、 卸し市場のビルが集まった大変賑やかなところで、 なんと店が開くのが夜の９時からと言うところもあり、 一晩中にぎわっています。若者から親子連れ、行商 のおじさんなど入り乱れ、大音量の音楽が響き渡り、 すごい熱気です。ビルの合間にはチヂミや餃子などを 売る屋台が並び、その中の１軒におそるおそる入りま した。味も値段もよく分からないけど、暖まりました。 |
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前回、遅くなって終電を逃し、 タクシーを拾うのに苦労したので、 終電に間に合う時間に市場を後に しました。ソウル市内は地下鉄が 縦横に走っていて便利です。 販売機は小銭だけの使用のもの が多く、ないときは窓口で購入し ます。最低７０円くらい。地下道に はトム・クルーズの「コラテラル」の ポスターが並んでいました。ハン グルで書くとイメージ違うなあ。 |
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翌日の朝食は「ソルロンタン」とい う伝統料理を食べました。牛の 肉、骨を煮込んだスープにそうめ んのような麺が入っています。あっ さりしていて、とてもおいしいです。 キムチ、カクテキが自由に取って 食べられます。 店の外見はビル群の中で異彩を 放つ木造建て。店内もおじさんが 一人でふらっとやってくるような 大衆食堂で、落ち着きます。 |
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次に向かった仁寺洞（インサドン） はアンティーク、古書、工芸、伝統 紙などの昔ながらの店が集まる 街。屋台も出て、地元の人のデー トコースにもなり、とてもいい雰囲 気です。ホットックという小麦粉の 生地にアン、シナモンがはさまっ ているお菓子はおいしいです。 鯛焼きならぬフナ焼きもなかなか 屋台の食べ歩きだけでお腹が いっぱいになってしまう。 |
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お昼は「宮（クゥン）」というマンドゥ のお店へ。野菜がいっぱいつまっ た水餃子です。もう、お腹いっぱい のはずが、入ってしまうんです。 あっさり味のスープはおいしい。 もちろんキムチがついてきます。 地元の人も大勢来ていて、行列が 出来てました。 |
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ソウルの中心を流れていた清渓川（チョンゲチョン）は 高架道路に覆われていました。それを取り壊し、 下水道となっていた川を甦らせようという工事が ２００３年７月に始まりました。２００５年末の完成を めざして植樹なども行われ、環境都市としての変貌 を遂げようとしています。前回訪れた３年前とは違い、 環境への関心が高まっていると思います。お店も 清潔になり、ゴミも減り、世界を意識した改革がなさ れています。 気になったのは生き物の姿がないこと。カラスもノラネ コも野鳥も市内では見かけることがなかったです。 たまに小型犬連れた人がいましたが、植木も少なく 韓国の人はあまり生き物を愛でるという習慣がないの でしょうか？ |
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ホテル近くの足つぼマッサージで歩き疲れた足を甦ら せ、夕食は事前にチェックしておいた焼き肉屋へと向 かったのですが、ソウル支庁近くの大通りに突如とし て数千人はいると思われる警官隊が現れ、あっという 間に埋め尽くして行きます。「なんだ、なんだ」と訳も 分からず怯えていると、道路の真ん中で演説が始ま り、それを何重にも警官隊が取り囲む形に。後で知っ たのですが、毎週土曜日の夜にデモが行われるそう です。１０年前くらいまでは、警官隊と衝突してけが人 も多く出たそうですが、今ではロックコンサートも行わ れたりと穏やかになったそうです。でも車も人も無視し て、いきなり通行止めになって、すごい数の警官。 もう怖かったです。 |
| それで焼き肉はと言いますと、席に着くなり「カルビないです」と言われ、高い肉を勧められ、勝手に焼かれて、あっという間に追い出されてしまいました。その間にもガイドブックを手に日本人がやってきて、いいカモになってました。味は良かったけど、サービスに不満。ネットのサイトやガイドブックを見てみんな来るので、いいようにされてしまいます。こういう店ばかりではないですが、言葉が通じないって、つらいわ。 |
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最後の日はホテルの回りをぶらつき、明洞で昼食を。やっぱ りこれは押さえておかないと、と言うことで石焼きビビンバを 食べました。ここもガイドブックでは有名なお店ですが、 う〜ん、いつも食べに行く店の方が…たぶん日本人向けに なっているかどうかなんでしょうね。とにかく辛かった。でも 単品の注文でこの数の付け合わせが出てきます。 ロッテ百貨店の免税店を覗き、デパ地下に寄りました。 やっぱり食料品店はいいなあ。キムチも種類がいっぱい。 どれも試食させてくれます。２００ｇ頼むと「多いけどいい？」 と聞かれ、はかりを見ると３２０ｇ。２００ｇじゃないじゃん。 スープの素、味付け海苔も買い込みました。 |
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お世話になったホテル近くのセブ ンイレブン。店員はあくまで素っ気 ないです。 明洞の屋台で買ったヨン様Tシャツ と靴下。別に何とも思わなかった はずなのに、帰る頃にはなぜか気 になる存在に。ヨンさま〜 帰りの飛行時間はなんと１時間 ４０分。機内で見た日本未公開の 映画「ターミナル」も全部見切れま せんでした。こんな近くにワンダー ゾーンがあります。 また来よっと。 |
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